ローズは、ハーブでは、気持ちが沈んだ時、イライラした時や美肌にも良いのです。
ローズは、園芸用に品種改良されたものが数えきれないほどたくさんありますが、ハーブティーなどに使用するものは、オールドローズと言われる品種を使用します。
ローズ
学名:Rosa gallica officinalis
科目:バラ科
使用部位:花
和名:バラ
原産国:中東、ヨーロッパ
味:上品で甘く優雅な香り、あっさりとした味わい。
成分:ゲラン酸、シトネール、ゲラニオール、タンニン、フェニエタノール、ビタミンC
学名のofficinalis は、「薬用の」という意味で他のハーブでも使われていますので、覚えておいてくださいね。
ハーブティーはシングル(単体)では、芳香が強いわりに味はあっさりしているので、他のハーブとブレンドして飲まれる事が多いハーブです。
花びらの状態をペタルと呼び、つぼみの状態をバッズと言います。
膨大な品種があり、起源は6000年前のバビロニア時代にさかのぼると言われています。
古代ギリシャ、ローマ、ペルシャ時代から、様々な種類が薬として使用され、中世から品種改良も始まっていたと言われています。
ガリカ、ダマスク種は薬用として広く栽培されていました。
ハーブとして使うのは、ガリカ、ケンテフォーリア、ダマスク種を主に使います。
ガリカ種は「アポティカリーローズ(薬屋のバラ)」と言われ、名前から薬に使用されていた事が伺えます。 ハーブティーでは主にこの品種を使います。
ダマスク種は主に精油に使われています。
古代ローマ時代に、女性の嫉妬心を抑えるのにローズを使用していました。
クレオパトラは、バラ風呂に入っていたという話もあります。さすがクレオパトラ、美に関して抜け目なし。
花びらは食べることもできるので、生の花びらをサラダに加えるといつものサラダがパッと華やかにもなりますよ。
こんな感じのバラです。
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[rakuten:ogafarm:10001594:detail]
ローズの効能、作用、使用法など
作用:鎮静、収れん、緩下、神経緩和、抗菌、抗ウイルス、抗うつ、強壮、ホルモン調整作用
適応:神経過敏、精神不安、情緒不安、メランコリック、シミ(色素沈着)、抑うつ状態、神経性の下痢、生理不順、更年期障害、気管支炎、風邪、胃炎、
外用:手、足浴、沐浴(全身、半身) 神経疲労の緩和や関節炎の緩和
座浴 子宮、婦人科系のトラブルの緩和、膀胱炎(男性は、泌尿器系、尿道炎の緩和)
美容 ドライスキン、老化肌、キメを整える(ローション、クリーム、ローズウォーター)
*妊娠中は、飲み過ぎに注意
女性ホルモンも調整してくれ生理不順や更年期障害にもよく、精神的も良く、美肌にも良い。
ローズは、本当に女性の味方のハーブですね。
男性にもオススメのローズティー
あ、男性のみなさんも、遠慮されることはありませんよ。鬱々とした気分が晴れやかになりますので、ローズの入ったハーブティーなど飲まれると、気分も晴れると思いますし、女性からも「おしゃれ〜。」と言われることでしょう。(こっそり泌尿器系のトラブルのために飲んでいたとしても)
先日バラ園に行ったのですが、香りをクンクン嗅いでいる人は、女性だけでなく男性も多かったです。何よりバラの香りのせいか皆さん、にこやかでした。
口臭や体臭にも良い!ローズ
サプリメントも出ていますが、ハーブティーを飲まれても効果は望めます。
ニンニクを食べると体臭がニンニクの匂いになるように、ローズティーを飲まれると体からふわっとローズの香りが♪デートの前などに飲まれると良いと思います。
女性の嫉妬心を抑えるためにローズが使用されていた!!
・・・なんとなくわかる気がします。笑
男性の皆さん、パートナーがイライラしていたり、ヒステリックな時、ばらの花束をプレゼントしましょう。もしくは、バラ園に連れて行きましょう。それができない場合、バラの入ったハーブティーを飲んでいただきましょう。きっとご機嫌も良くなるはずです。
天然のローズの香りはとても良い香りですが、私は人工的なバラの香りは苦手です。
バラの香りは苦手、と思われている方、もしかすると、人工的な香りでは?
天然の香りを嗅いでみませんか?少し今までの好き嫌いが変わると思います。
ローズの精油はかなり高価です。
ローズの精油はわずか1滴(0.05ml)の精油を取るのに、50本のバラの花が必要だとも言われています。
生活の木 C レアバリュー ダマスク ローズ オットー エッセンシャルオイル 1ml
1ml÷0.05ml=20滴
1滴=バラ50本とすると・・・
20滴×50本=1000本
1000本分のバラの精油が1mlにぎゅっと入っていることになりますね。
高価なのも仕方がありません。
高価すぎて、私は数度しか買ったことがなく、ハーブのローズレッドを工夫して使っています;;
この方法は別の機会に書かせていただきます。
5月病と言われるくらい、この時期、鬱っぽくなる方もいらっしゃるようですが、鬱っぽい気分が明るくなるバラが咲く時期と重なっているという自然の摂理は、不思議ですね。バラ園にお出かけされるのも良いと思います。
ローズヒップのローズはドッグローズと呼ばれるものですが、また別の記事でご紹介したいと思います。
書きたいことは山ほどあるのですが、追いつきません。;;ちょっと待っててくださいね。
それではまた!