ハーブと庭と健康と

このブログは、ハーブの特徴やレシピ、庭のこと、健康のことなどを書いています。皆様のお役に立てれば幸いです。

ローズヒップ・ビタミンCの爆弾は美と健康の味方!特徴と作用

 ローズヒップ

こんにちは。今日はハーブを知らない方も一度は耳にされたことがあると思う「ローズヒップ」のお話です。

 

では、まず特徴など。

ローズヒップ

学名:Rosa canina 

科名:バラ科

使用部位:実 

原産国:北半球 

和名:ハマナス 

別名:ドッグローズ

味:ほのかな酸味とフルーティーな味わい

 

ローズヒップティーは赤くない

ローズヒップティー

この写真をご覧になって、あれ?ローズヒップって、もっと赤いんじゃないの?と思われた方も多いと思います。

実は、ローズヒップ単体ですとお茶はこのような色になります。(ほんのり赤いといえば赤い)

よく、ローズヒップティーとして市販されているものやお店で出てくるものは、ハイビスカスとブレンドされているものが多く、あの真っ赤な色は、ハイビスカスの赤い色なんです。ローズヒップだけですと、このような色です。

味も、酸っぱい!と思われている方がいらっしゃいますが、それほど酸っぱくありません。あの酸っぱい!という酸味も、ハイビスカスによるものが大きいのです。ほんのり酸っぱい位の、フルーティーな味わいです。

 

野生のバラで、現代の一般的なバラとは花の形状が異なります。和名は「ハマナス」ですが、いわゆる日本のハマナスとは種が違います。

花が咲いた後の実の部分を使用します。

↓ローズヒップ(ドッグローズ)

ドッグローズ(ロサ カニナ) 3号ポット2株セット ノーブランド品

 

↓ハマナス

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「ドッグローズ」という別名は、その昔狂犬病の犬に噛まれた時に使用していたからだそうです。

ちなみに、ローズヒップのヒップはお尻という意味では無く、ローズの実のことを元々ヒップというそうです。

 

ローズヒップの主要成分


一番の特徴は「ビタミンCの爆弾」といわれるほど、ビタミンCが多くその含有量はレモンの約20倍といわれています。爆弾というのは、その実の形状が手榴弾に似ているからだそうです。(手榴弾が当たり前の頃にこの別名がつけられたのでしょうね。)

 

他にも、リコピンやフラボノイドが豊富に含まれます。

主要成分

ビタミンC、ペクチン、果実酸、鉄、カロテノイド(リコピン、ベータカロテン)フラボノイド( ルチン)、ビタミンE

などです。

 

Rosa Canina Dog Rose Otto Wilhelm Thome Journal: Take Notes, Write Down Memories in This 150 Page Lined Journal

 

ローズヒップのビタミンCは熱に強いのはなぜ?

 

通常、ビタミンCは熱で壊れやすいと言われていますが、ローズヒップに含まれるフラボノイドの一種ルチンが、ビタミンCが熱により壊れるのを守っているのではないかと言われています。

ビタミンC単体では壊れてしまいますが、そこがハーブの良いところで、ローズヒップに含まれるいろいろな成分が、チームプレーで、お互いを補い合っているのです。

 

 ローズヒップの主な作用・効能や用途

  • 主な作用:緩下、利尿、強壮(体の機能を活性化)、色素沈着防止
  • こんな時に:便秘、体力低下、ストレス過多、眼の疲れ、タバコ・アルコールの過剰摂取時、ダイエット中、妊産婦の栄養補給、貧血、美肌、色素沈着、免疫力低下、風邪、生理痛、生理不順。
  • 注意事項:ー

 

お茶以外の使用法

  • お風呂に入れて・・・強壮(体の機能を活性化)、ストレス緩和。
  • マッサージ・・・ベースオイルに2週間ほどつけ込んだ抽出油でマッサージやトラブル肌へ湿布。

 

健康と美の味方ローズヒップ

  • ビタミンCが豊富に含まれることから、ストレスや炎症、発熱、タバコやアルコールの過剰摂取により消耗したビタミンCを補給したり、お肌の細胞を酸化から守ったり、お肌の色素沈着防止(シミ予防)などの目的で使用されています。
  • 緩下(かんげ)作用(便通を促す作用)により便秘などにも良いハーブティーです。お薬のようにお腹が痛くなることがなく、自然なお通じを誘いますので、便秘に悩まれている方にもオススメです。
  • また妊産婦さんの栄養補給にも向くハーブです。
  • 鉄分の吸収をビタミンCが助けることから、貧血にも良いハーブティーです。

 

ローズヒップのお茶殻は食べた方が良い。

ローズヒップのお茶殻

他のハーブティーは、一杯淹れるとほとんどの栄養成分が失われるのですが、ローズヒップの場合は、まだ栄養成分が残っている場合が多く、捨てずに、ヨーグルトやサラダに混ぜたり、ローズヒップジャムにしたりすることもできます。

 

ローズヒップオイル ニキビやニキビ跡のケア、シミ予防に

ローズヒップの種子を圧縮して得たもので、必須脂肪酸に富み、組織の損傷などに使用されます。 

ニキビやニキビ跡、シミにも良く、その他にも乾燥肌にも期待が持てるオイルです。

トリロジー(trilogy) ローズヒップオイル 〈美容オイル〉 (20mL)

生活の木 ローズヒップオイル(クリア) 25ml

 

 

ローズヒップ有能!!

ローズヒップは、ビタミンCが豊富ということだけでなく、クセもなく誰でも飲めるということで、様々なハーブティーとブレンドされています。

ハイビスカスとのブレンドは、 暑い夏の季節でもアイスで飲む美味しいーハーブティーとして、カフェなどでも良く見かけるようになりました。

特にどこか気になるところがある訳ではないけれど、ちょっと疲れている、という時などは、このハイビスカスとローズヒップのブレンドがビタミン補給としておすすめです。(二日酔いの時なども)酸っぱいのが苦手な方は、蜂蜜などをいれると美味しいとですよ。

 

生活の木 ハーブティーローズヒップ 100g

 

ローズヒップのお話、いかがでしたでしょうか?

まだまだ魅力はたくさんありますが、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、また!

 

 

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