朝でも夜でもこんにちは。
一つ前の記事で、新じゃがのパセリバター焼きの作り方を書きましたので
今日は、パセリについてご説明します。
パセリについて
パセリは、実は栄養価のとても高いハーブなんです。!
【パセリ】
学名:Petroselinum crispum
科目:セリ科 使用部位:葉
原産国:地中海沿岸
和名:オランダゼリ(和蘭芹)
フランス:ぺシル
漢名:香芹(コウキン)
別名:モスカールドパセリ
味:独特のスパイシーな味と香り
オランダゼリ、ぺシル、コウキン、と各国で様々な呼び名がつけられていますね。
葉っぱがくるくるっとしているから「カーリーパセリ」「モスカールドパセリ」ともよばれています。
こちらは、親戚のイタリアンパセリ
【イタリアンパセリ】
学名:Petroselinum neapolitanum 同属別種
別名:パセリプレーン、フレンチパセリ
パセリの栄養価は、とても高かった!
いつもは、お皿の隅に飾られるパセリ。
脇役だけではもったいないのです。
栄養素や作用、効能何に良いか、注意事項などをお伝えします。
栄養素・成分
ビタミン、ミネラルを豊富に含みます。
βカロテン、ビタミンK、ビタミンE,ビタミンB、Cや葉酸、
鉄分、カリウム、カルシウムなどを豊富に含みます。
特にカリウムを多く含みますので利尿作用があります。
パセリはビタミンKを多く含んでいる食材の中でもトップクラスです。
作用・効能
利尿作用 子宮筋調整作用、抗アレルギー作用(ルテオリン)
などがあります。
『天然の抗ヒスタミン剤』とも言われ、アレルギー症状の緩和にも役立ちます。
ルテオリンという成分に抗アレルギー作用があるようです。
そのほかルテオリン(抗アレルギー作用)を含む食材
:ピーマン、大葉、春菊、パセリ、セロリ、エゴマ、シソ、ミント、カモミール
パセリ独特の香り
日本でお馴染みのパセリの方が、イタリアンパセリより香りは強いです。茎は捨てずにブーケガルニに使う事もできます。口臭予防、食欲増進、疲労回復、食中毒予防効果などがあるとされています。
こんなときに
泌尿器の感染症、痛風、食欲増進、花粉症などのアレルギーに。
パセリの根 →腎臓結石の治療作用(ドイツの薬用ハーブコミッション)
パセリを食べる際の注意事項
妊娠中・授乳中は注意してください。
子宮を刺激する成分が入っていますので、たくさん食べることによって、流産しやすくなると言われています。
妊婦さんが、サラダに乗った程度のパセリを、たまに食べる分には問題ないですが、毎日多量に摂取するのは避けてください。授乳中も多量摂取は避けてください。
*朝パセリを食べて紫外線に当たるとシミができやすいと言われています。
パセリは栄養満点ですので、紫外線を浴びない時間に食べましょう。
外用
夜、気になるシミの部分に、パセリのしぼり汁や細かく刻んだものをパックすると良いようです。(紫外線を浴びない夜に行いましょう)
その他、外用で捻挫や切り傷にも良いと言われています。
育て方
- 植え付け:3〜5月
- 場所:日向から半日陰の場所。水はけの良い土壌。移植を嫌うので根鉢は崩さずに植える。
- 夏の直射日光は避け軒下などにおく。冬越しは、株元をマルチング、霜よけして管理する。
- 増やし方: 種まき、苗 4〜5月、9〜10月
- 収穫:4〜11月
- 株が30センチ程度に成長したら、外側の葉から茎ごと摘み取る。株全体からまんべんなく収穫する。
- 水やり:土の表面が半乾きになったら、たっぷりと。
- 肥料:植え付け時に緩効性肥料を元妃として施すと共に、あらかじめ苦土石灰と施し、中和しておく。追肥は、春と秋。
- 病害虫:アゲハチョウの幼虫に注意。
- 注意:蒸れると、とろけるように腐る。収穫を兼ねて風通しをよく。梅雨時は、必要以上に雨が当たらないように、軒下などに移す。
パセリは、ベランダでも育てやすいハーブですし、ほんの少し使いたいだけなのに、わざわざ買うのももったいない気もしまよね。苗も出回って来る時期ですので、気になる方は、ぜひ育ててみてくださいね。