こんにちは、昨日は一日中雨でした。
気温の割には肌寒かったです。
天気予報を見ていて
「催花雨」(さいかう)という言葉を知りました。
今日はその催花雨と目に見えぬ力のお話です。
催花雨(さいかう)とは
この季節に、花の開花を促すように降る雨のことだそうです。
催花雨ー
〘名〙 植物の開花を促すような雨。これが「菜花雨(さいかう)」に転じ、やがて四月頃の菜種梅雨(なたねづゆ)になったといわれる。〔華幼武‐次韵曲林春雪〕
目に見えない不安と目に見えなくても宿る命の力。
今は、目に見えない新型コロナウィルスに世界中が右往左往させられていますが、
いろいろと起こるパニックの原因は、こちらも目に見えない不安。
はっきりとわからないものに対して、余計に不安になるのですね。
不安は、あまり嬉しくない目に見えないマイナスの力です。
自然界の中での目に見えぬ力・・・
冬の間など目に見えないけれども、きちんとはぐぐまれている力、
芽吹きや開花という植物の持つ生命力、
こちらは嬉しくなるプラスの力ですね。
山椒(さんしょう)は枯れた?
実は昨日、母が雨降りの庭を見たようで
「山椒の木が今年は枯れてしまったみたいね。ばっさり切りすぎたんじゃない?」と
私が剪定したのが原因で、枯らしたかのような口ぶりでした。
私は
「そんなことはないよ。枯れているように見えるだけじゃない?」と
私も窓から山椒を確認すると・・・たしかに・・・この時期、もう少し葉がついていたような・・・
もしかして本当に枯らした?
そして、
雨が上がった今朝の庭の山椒を見たら・・・
芽吹いていました!
1日でここまで芽吹くかな?
昨日は雨で見えなかったのかな?
ともかく
枯れていませんでした!!
よかった!!
葉山椒なので、実はつかないのですが、
山椒独特のと〜っても良い香りがします。
山椒といえば、そろそろ筍の季節・・・
私は食べ過ぎ注意のタケノコですが、少しだけ今年もいただきたいと思います。
そして
ユスラウメは、なんとなく蕾ができてはいましたが、まだ蕾が固い感じでしたので、一晩でこんなに咲きますか?という勢いです。
ほんとうに催花雨だ!と昔の人の名前の付け方など、感心してしまいます。
写真奥は、ジンチョウゲ、もうすぐ終わりですが、まだまだ良い香りを漂わせています。
目に見えない不安にオロオロするより、
植物のように、しっかりと芽吹き花を咲かす力を蓄えておきたい。
そう思ったのでした。
なんだか気持ちが落ち着かない時、
植物を育てたり眺めると良いですよ。
弱々しく見えて、実はすごいパワーを秘めています。
そして今日は、3.11から9年。
もう9年のような、まだ9年のような・・・。
とにかくショックだったのを覚えています。
仙台の友の安否を心配したり
関東地区の弟たちや友達の心配をしたり
あの頃は、まだ弟と父が生きていたな。と
おセンチになったり、思い出すだけでまだ感情が落ち着きません。
直接地震に遭われた方は私とは、比べ物にならないくらいの感情でしょう。
でも、前を向いて歩いて生きましょう。
いつか咲く花の力を蓄えて。
それでは、また。