こんにちは。昨日はハーブ先生の日でした。テーマはマリーゴールド。
今日は、そんなマリーゴールドのお話をさせていただきます。
あいみょんのマリーゴールドではなく、ハーブのマリーゴールドのお話ですので、間違えてこられた方、すみません。お時間があるようでしたら、気になる記事を読んでいただけましたら嬉しいです。
食用でないマリーゴールドも多いので、気をつけて。
なぜ、昨日のテーマが、マリーゴールドになったかというと
だいぶ前に生徒さんが
「このマリーゴールドの苗、買ったんですけど、これ食べられますか?」と
苗に付いていたタグを持ってこられました。
確かに、名前はマリーゴールドと書かれていますが・・・
用途のところに「園芸用」
と書かれていました。お花の写真も上の写真とちょっと違い一重咲。・・・一重咲きの物もあるようですが、私が知っているものは、ほとんど八重のもの。学名も記載がなく不明でしたし食べられるともどこにも書かれておらず「園芸用」の文字が光っていました。
「一応園芸用ですので、農薬がたっぷりかかっているかも知れないので、これは、お花を楽しむ方向で。」とお伝えしました。
ハーブで使用するマリーゴールドは
ポットマリーゴールド 学名:calendula officinalis という品種です。カレンデュラという名前で販売されていることもあります。
園芸品種の代表はフレンチ・マリーゴールド
フレンチ・マリーゴールド、学名はTagetes patulaという品種で、食用には適さないので気をつけてください。絶対に食べられないかというと、猛毒はないようですが、かなり灰汁が強いようです。適しません。笑 ただし園芸種も、植物の根を侵すセンチュウ避けにもなるようです。
マリーゴールドは園芸種がたくさんあります。ホームセンターで、食用のマリーゴールドに出会うことはなかなか難しいかも知れません。
私がよく行くホームセンターも、ハーブコーナーではなく、マリーゴールドは、園芸コーナーにおかれているものをみかけます。
ホームセンターで、マリーゴールド、キンセンカという名前で売られているものは、ハーブティー用のポットマリーゴールドではなくフレンチマリーゴールドが多い気がします。公園によく植えられているマリーゴールドもフレンチマリーゴールドが多い気がします。ネットでは、
食用かどうか確認してご購入される事をお勧めします。
では、ハーブティーなどメディカル面で使用するマリーゴールド(ポットマリーゴールド・カレンデュラ)について、どんなことに良いのかについてお話しします。
マリーゴールド(ポットマリーゴールド・カレンデュラ)の特徴、作用、用途など
マリーゴールド
学名:calendula officinalis
科目:キク科
使用部位:花
原産国:地中海沿岸
和名:キンセンカ
別名:カレンデュラ ポットマリーゴールド
生薬名:金盞花(キンセンカ)、長春花(チョウシュンカ)
味:やや苦味のあるハーブ、干し草のような香り
成分:カロチノイド(ルテインが豊富)、フラボノイド、サポニン、苦味室、粘液質
ハーブティーなどメディカル面や食用で使用する場合、園芸店で出回っているマリーゴールド(フレンチマリーゴールド)とは種類が違うので気をつけましょう。
ポットマリーゴールド 学名:calendula officinalis がハーブで使用するマリーゴールド。カレンデュラという名前で販売されていることもります。(草丈は40〜50センチになる)
花が咲いている期間が長いことから「何ヶ月も通して」という意味のラテン語「カレンデュラ」が属名になっています。
古代から使われているハーブで、薬用以外では、花弁の黄色い色素が、染料やチーズなどの着色料や料理に使われてきた。若葉が食用になります。
高価なサフランの代用品として使われた。「貧乏人のサフラン」とか不名誉な名前も。
スキンケアやスキントラブルなどに、外用として使用されることも多いハーブです。
*カロチノイドを多く含み花の色素が光によって奪われないように、光を通さない容器で保管しましょう
作用や効能
作用:解熱、殺菌、抗真菌、胆汁分泌促進、生理調整 発汗、鎮痛、創傷治癒
こんなときに:胃炎、消化器系の炎症緩和、粘膜の再生、炎症の緩和、保護、口内炎、更年期障害、肝臓の働きを助ける
外用:スキントラブルに全身・半身・局所浴、湿布(腟カンジタ、局部浴が良い。)日焼け、やけど、湿疹、ヘルペス、水虫、静脈瘤
浸出油を軟膏やクリームとして使用される事が多いです。
肌がなめらかになるので、ローションや入浴剤としても使用されています。
注意すること
子宮を刺激するので妊娠中・授乳中の使用は避けましょう。
マリーゴールドの育て方
一年草(2年生えることもある) 草丈:40〜60cm
種まき:3〜7月 ・ 9月〜11月
秋まきがオススメ。本場が4、5枚になったところで株感を30センチ以上空けて定植します。
育苗は、10℃前後の低温で管理すると節感が詰まった良質の苗ができる。開花後にタネを収穫し保存。
場所:日当たりがよく、水はけの良い肥沃な場所。寒さにも強いけれど、株が弱ることがあります。強風にさらさないように気をつけます。根には、地中のセンチュウを防除する働きがあるので、野菜畑に植えても良いです。
収穫:1〜5月。
水やり:鉢植えの場合、表土が乾いたらたっぷりと与えます。冬場の水やりも忘れないようにします。庭植えの場合は、よほどのカラカラお天気でない限り水やりの必要ありません。
肥料:植え付け時に緩効性肥料を元肥として施すと共に、長期間開花するので、月に一回程度液肥か固形肥料を与えると良い・・・と本には書かれていましたが、肥料の上げ過ぎも病害虫の原因になるようです。
病害虫:乾燥のしすぎ、多肥で、ハダニ、うどん粉病になりやすい。蕾や葉を食い荒らす、ハモグリバエ、エゾギクトリバ、ヨウトウ虫などは、みつけ次第捕殺。
毎日のケア:咲き終わった花ガラや、枯れた下葉をこまめに取り除くと、下から花芽がどんどん伸びてきます。種子をつけないように管理すれば、長期にわたって次々と花を楽しむことができます。寒さには強いけれど、寒さの厳しい地方では、日当たりの良い軒下などで管理しましょう。
まとめ
マリーゴールド(ポットマリーゴールド・カレンデュラ)は、メディカル面やお料理にも使用範囲の広いハーブです。
ホームセンターなどで、マリーゴールドはよく見かけますが、品種も多くポットマリーゴールド(カレンデュラ)ではない別の園芸種で農薬を使われていることも多いので、自分で育てる場合には、ハーブの専門店で苗を購入するか学名を確認しタネから育てる方が確実です。
ハーブで使用するマリーゴールドは、ポットマリーゴールド 学名:calendula officinalis です。カレンデュラという名前でも売られていることがあります。
今、ハーブで使用しない方の園芸用のマリーゴールドの苗がお店に並んでいることが多いので、食用と間違えないように、この時期にマリーゴールド(ポットマリーゴールド・カレンディラ)を取り上げてみました。
2週間ほど前にタネを蒔きましたが、マリーゴールドは、ヒョロヒョロと芽を出していました。まだ?発芽していないものも(涙)
こちらの種の発芽の方は、また別の機会にご紹介させてただきます。
マリーゴールドは、色々と使用範囲が多いので、レッスンで作ったものを次回はご紹介させていただきます。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
風邪をひかれてしまった方が多いようです。お大事に。
寒暖差や気候の変化が激しいですからね。
まだ、大丈夫な方も
頑張りすぎないように気をつけましょう♪
それでは、また!