こんばんは。8月になると、小学生の頃、読書感想文、何にしようかな?
と迷っている時期だったかな?私は、もっとギリギリだったかな?
などと思い出していました。
今日は、読書感想文向きでもあるけれど、
純粋にお子さんに読んでいただきたいし、
大人にも読んでいただきたい本のご紹介です。
読書感想文におすすめ。大人も読むと力がもらえる少年少女の成長と植物の物語
こちらでご紹介するには、やっぱり植物絡みが良いかなと。
3冊ご紹介します。
まず1冊目は、
西の魔女が死んだ
2001年発売なので、私はこれを大人になって読みました。
なぜ読んだかというと、ハーブがたくさん出てくるからです。
書店で、なんとなく「ふ〜ん、ハーブが出てくるんだ。」程度で買ってきました。
魔女というと怖いイメージがあるかもしれませんが、
ハーブなどを上手に使って病気を治してしまう女性のことも、魔女と言ったりもします。
どんなお話?
タイトルが、「西の魔女」なので、もう少し魔法が使えるようなお話かとも思いましたが、そうでは、ありません。
主人公は、感受性の強い女の子。中学になってから不登校になってしまった女の子が、西の魔女、一人暮らしをするおばあちゃんと、一緒に暮らすお話です。
「扱いの難しい子。」とママがパパと電話で話しているところを聞いてしまい、少なからずショックを受けてしまいます。
おばあちゃんと暮らすようになり、じーっと、いじけたまんまかな?と思うと、
おばあちゃんは、ただ優しいだけではなく、「魔女の修行」といい色々と主人公の女の子を手伝わせます。
魔女になる必須条件は、「自分で決めること」
人生に大事なこともさらりと教えてくれます。
物語の端々に、木苺のジャムを作ったり、シーツをラベンダーの上にかけて香りをつけたり・・・
やってみたいことがたくさん!
ハーブの色々なことが生き生きと書かれていて、楽しい本です。
少女はだんだん元気になってきます。
お子様はもちろん、ちょっと疲れた大人も、読むとだんだん力が湧いてくる本です。
この本は、(今はどうかわかりませんが、)学校の教科書にも載っていたお話だそうです。
お子様が難しい年頃になってきた方も、道に迷っている大人のあなたも、ぜひ読まれてみてください。
私もまた読み返したくなりました。
映画の方は、なかなかよくできていましたが、
やはり私は本を先に読むのをお勧めします。
2冊目は
秘密の花園
先日まるっきり違うものをご紹介しましたが、笑
本家本元
「秘密の花園」
こちらは、本当に何度読み返しても良い名作です。
どんなお話?
こちらの主人公の少女も、「誰からも愛されていない。」「可愛くない私」といじけています。両親をインドでなくしイギリスのお屋敷に引き取られるところから始まります。(ハーブのヒースが最初の方に出てきますよ。)
そのお屋敷で、出会った従兄弟の男の子(アルプスの少女ハイジでいえばクララのような子)、この子も泣いてばかりで、体も弱くいじけてます。
動物と話ができるディコンにも出会います。
(アルプスの少女ハイジでいえば、ペーターか。 注:主人公の女の子は、ハイジのように明るくないので当てはまりません。)
これは、秘密の花園の再生と、少年少女たちの再生のお話。
大人にこそ読んでいただきたいお話です。
3冊めは
夏の庭
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どんなお話?
これは、私は、先に映画を観たのですが、この主人公は男の子3人とおじいさんです。
最近は、核家族で、小学生の子は「おじいちゃん」っていう存在をあまり知らない子も多いのかな。とも思いました。
失礼なことに、男の子3人は、「あのおじいさんは、もうすぐ死ぬから・・・」などと、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」などという理由で、おじいさんを観察し始めます。
観察されていると知ったおじいさんは、怒ります。
怒られても、少年達は、おじいさんを観察、また怒られる〜観察〜いつの間にか仲良くなり・・・
少年達も老人もその庭での交流を楽しみにし始めます。
色々な道具の使い方、草の名前、戦争のことなどを、おじいさんから教わります。
(映画では、三國連太郎さん、名演技でしたよ)
最後は、じ〜ん。
少年達が、少し大人になって行くお話です。
夏休みって本当に、色々成長できる時期なんだな〜と思いました。
大人も楽しめるお話です。
あんなに草ボーボーにしないように気をつけなくては。
とも思うお話でした。 笑
親が本を読まないと、子供も本を読まないかもしれません。
そういえば、日頃、どういう風にお子さんに本をすすめていますか?
「早く、本読んで、読書感想文、書きなさい!」ですか?(我が家もそうでした)
ずいぶん前のこと、色々な仕事をしている仲間が集まっての飲み会があった時のことを思い出したのでお話しさせていただきます。
当時小学生の女の子を持つ友達が
「うちの子、算数は大丈夫なんだけど、国語がダメなのよ。特に読書感想文とか全然ダメ。」と言っていましたら、
私たちは、割と、ズバズバと言い合える仲間でしたので、
本なども出版していた男友達が、
「〇〇ちゃん、今、自分が本読んでる?」(女友達、あ、読んでない。と)
「そりゃ親が本、読まないのに、子供に、本読みなさい!って、
いくら言ったって、無理だよ。」
「親が楽しそうに本を読んでいたら、子供も、本読むのって楽しいんだ。って思うんだよ。子供が読む時、一緒に何か本を読んだらいいんだよ。それで、この本、面白かった〜。って話したらいいんだよ。」と。
一同、「なるほど〜。」と納得したことがあります。
いかがでしょうか。時間がないを理由に本を読むことを忘れていませんか?
私は、最近、小説は少ないかな。でも何かしらの本は読んでいます。(子供はいませんが)
おわりに
今日、ご紹介した本は、大人でも十分に楽しめ、ちょっと温か〜い気持ちになる本です。
ぜひ、読んでみてくださいね♪
今日は、夏の読書のお話でした。
昨晩、コオロギの鳴き声を聴きました。
こんなに暑いのに、秋は近づいているのですね。
それでは、また!