先日、なにげなく直売所で買ったみかんが、驚くほど甘く美味しかったのです!!
今日はそんな甘いみかんの秘密についてお話させていただきます。
甘くて美味しいみかんの秘密は「ステビア農法」
野菜などが採れたてでとても新鮮でお手頃価格なので、野菜類はなるべく直売所で買うことにしています。
その直売所に行った時「みかんも食べたいな〜。」とみていると、みかんのダンボールに「熊本 ステビア農法」の文字!
私は、お!!ステビア農法!!初体験!(「ステビア農法」については後ほどご説明します。)
買います買います!と袋に10数個入ったみかんを買いました。
帰宅後、早速食べてみたら、
「えっ?!何この甘さ!!これ、みかんだよね?!」
というくらいの甘さ。
しかも美味しい!!
どれくらい甘いかと申しますと・・・メロンや巨峰くらいの甘さでしょうか?
しっかりとみかんの酸味と香りもあり、
「こんなに甘いみかん食べたことない!」という美味しさでした。
ステビア農法?・・・随分前、10年ほど前でしょうか新聞の記事にステビア農法のことが紹介されており「へえ、そんな農法が研究されているんだ。」と思ったのですが、それ以来、目にすることがなかったので、商品化はされていないのかな?と思っておりました。
さっきから、ステビアステビアって・・・何?と言う方のために・・・農法の説明の前にステビアのご説明を。
ステビアはハーブです。
ステビアといえば、甘味料としてご存知の方はいらっしゃると思います。
今は、いろいろな食品に使われています。
ステビアは、ハーブなのです。
私も、ハーブの勉強をし始めた頃、えっ、人工甘味料じゃなくってハーブだったの?と思ったことがあります。
では ステビアについて簡単にご紹介
ステビア
学名:Stevia rebaudiana
科:キク科
和名:アマハステビア
使用部位:葉
原産国:南米
とても甘いハーブで、カロリーほぼ0なので、砂糖代わりとして使われることが多いハーブです。
その甘さの秘密はステビアに含まれるステビオサイトというテルペノイドの配糖体。
ステビオサイトは、ショ糖の250~300倍も甘いのです。
ハーブティーとして飲んだ場合、砂糖と比べると、すごく甘いのですが、少し苦いような青臭いような味が、残ります。
南米パラグアイなどでは、マテ茶の甘み付けなどに用いられて来ました。
少量で甘く、カロリーほぼ0のためダイエット中、糖尿病の方の甘味付けに向くハーブです。清涼飲料水の甘み付けなどにも使用されています。
甘さの物質ステビオサイトは、体内でステビオールとなり、ステビオールは吸収されずに排出されるそうです。
主に、ダイエットや糖尿病に使用されることが多いステビア。
南米のグアラニー族(パラグアイやブラジルに住む民族)は、医療用として、心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を低くするなどの目的で使用してきたようです。
現代でも、糖尿病や高血圧の治療や健胃剤、二日酔い、精神的疲労に対する強壮剤として使用されているようです。
その他、整腸、防虫などの目的で、原産国パラグアイでは使用されて来たとのこと。
現代は他にも、様々な研究が勧められていて、抗酸化作用や、アレルギーの原因になるヒスタミンの解毒作用が確認されています。また、C型肝炎のウィルスの抑制をするという研究発表もあるようです。
また虫歯にもなりにくいようです。
ステビアで気をつけること
こんなに嬉しい作用のあるステビアですが、実は、過去には、発ガン性がある、妊娠しにくくなると疑われたこともあるのです。
発ガン性、妊娠しにくくなるという疑惑は、研究の結果、否定されました。
日本では、安全性の認められている甘味料です。
安全だからといって、どんな食品でも摂りすぎるのは良くないのですが、
ステビアはすごく甘いので、それほど大量に摂れるれるものではありません。
私は、ハーブティーの甘み付けなどに使っています。
妊娠については、私は、子供はもうできないだろうし、育てる体力がないし 相手がその前にいません。笑
妊娠についてご心配な方は、ステビアで検索されると色々と出て来ますが、
概ね大丈夫だと思います。
私もこういうことには、疑い深いので、色々検索してみました。(複数の医師の方々も大丈夫とおっしゃっています)例えば、この方↓
それから、キク科の植物ですので、キク科アレルギーのある方は、ご注意ください。
と、ざっくり、優秀なハーブステビアについてお話しさせていただきました。
そして、やっとステビア農法のお話です。笑
ステビア農法について
ステビア農法とは、上記の甘いステビアを肥料として土に混ぜ果樹などを育てる農法です。
ステビアは、とても甘く、様々な作用をもつハーブですが、その茎などを土に混ぜてみても、良い効果がありました。
まず、
果樹の実が甘く美味しくなる!
(なってます!とっても甘いみかんでした。)
これは、良い土あってのことなのですが、・・・
土が良くなる!
土壌の残留化学物質を分解し、土の中の微生物を活性化させ、粒状の水分や養分を保持しやすい土壌へと変えてくれるのだそうです。
その他、土壌が良くなったため、病原菌を防ぐ
カルシウム、マグネシウム、リンの吸収が良くなり、光合成が活発になり、元気な果樹になり、病気になりにくい作物ができるそうです。
みかんの他、りんご、桃、ブルーベリー、梨、メロンなどでステビア農法は試されているようです。
ステビア農法に思うこと
ステビア農法のみかんは、とても甘くジューシーで、実もプリプリしていました。
これからも、みかんに限らず甘くて美味しい果物が増えていくことでしょう。
ただ、一つの心配事は、この甘さに慣れてしまうと、今までのみかんを食べる人が減るのではないか?ということです。
酸っぱいものは酸っぱいものの良さがありますからね。
でも、
このみかん、と〜っても美味しかったです!!笑
みなさまも「ステビア農法」の文字を見つけたら、食べてみてください♪
たぶん、美味しいはずです。
余談
ステビア自体は、3度ほど苗から育てたことがあります。
1度目はあっという間に、アリンコちゃんに食べられました。
2、3度目は、ある程度大きくなって安心していたら、やっぱりアリンコちゃんに食べられました。
やっぱり、甘いのですね〜。
それ以来、再チャレンジはしていません。笑
そういえば、ここ最近、ぐっと寒くなったり、急に暖かくなったり、困りますね〜。
みかんや柿などのフルーツを食べてビタミンCも摂って、風邪を防ぎましょう♪
それでは、今日はこの辺で。