こんにちは。福岡では、スギ花粉が飛び始めました。
ヨーロッパでは、年があけると「春季療法」というものが行われるそうです。
私たちの体も、気温の上昇と共に目覚め、冬の間、にぶっていた血行が良くなり、代謝も良くなります。
冬の間に溜まった不要なものも血液と共に全身を巡ると、様々なトラブルが起こりやすくなります。
この時期の代表的なものとしては、花粉症。
そのほかアレルギーや吹き出物など。
この季節は、体も冬の体から春の体へ変ろうとしています。
なるべく症状を軽く快適に過ごすためのハーブや食材をご紹介します。
花粉症に良いハーブ
ネトル
学名:Urtica dioica
科名:イラクサ科
使用部位:葉
原産国:北半球
和名:西洋イラクサ
味:ほうじ茶の様な味わい
「ミネラルの宝庫」とも呼ばれ、血をきれいにする事で知られるハーブ。ビタミンやミネラルが豊富なので数多くの用途で使用されています。
和名は漢字では「西洋刺草」という字を書きます。トゲに触ると激しい痛みとかゆみが数日間続くと言われています。見かけてもトゲを触らないようご注意下さい。生では食べられません。
古くからヨーロッパでは「春季療法」といって、春先に起こる血液の汚れに伴うアレルギーなどの疾患を予防するための浄化強壮を目的としてネトルは親しまれているようです。
ネトルの緑色の色素は葉緑素(クロロフィル)で、人間の血液の赤い色素(ヘモグロビン)と構造が似ていることから、 「浄血」と「造血」の目的で用いられてきた歴史があります。
更に、血液の中に溜まった毒素を排出して血液浄化しながら、利尿作用により身体の中の老廃物を排泄してくれ、同時に鉄分などの栄養を補給し血液をきれいに保ち、花粉症、皮膚アレルギー、関節炎、痛風、リウマチなどの体質改善に役立つハーブです。
鉄分やビタミンC、葉酸などを含むことから、妊娠授乳期の栄養補給、貧血の改善に良いと言われています。
主な作用:浄血、解毒、尿酸排泄、血糖値を下げる。
こんな時に:貧血、便秘、アレルギー、アトピー、花粉症、痛風、リウマチ、糖尿病、脳卒中の予防、体質改善 授乳期の母乳量を増やす、栄養補給
注意事項:妊娠初期には量と連用に注意。
味は、ほうじ茶のようなちょっと青のりっぽいような、ミネラルたっぷりの味わいですが、とても飲みやすく、どこか懐かしい感じの味わいのあるハーブです。
日本食にもよく会う味なので、毎日のお茶やコーヒー代わりにまずは1杯から飲まれることをおすすめします!
その他花粉症にオススメのハーブ
エルダーフラワー
→特に鼻水、涙目などズルズル系、粘膜系におすすめです。お子様でも飲めるハーブですので、取り入れやすいハーブです。
ペパーミント・スペアミント
→腫れた鼻の粘膜などをスーッと通してくれると言われています。
アイブライト
→名前の通り、眼に良いハーブです。涙目にも。
エキナセア
→免疫力アップに良いと言われています。(お薬を飲まれている方は、飲み合わせに注意)
ルイボス
→長期的な体質改善におすすめです。
ひとつずつも良いけれど、ブレンドハーブもおすすめです。
以下のお店では、いろいろなブレンドが用意してありますので、おすすめです。
昔からあるお店なのですが、いつの間にかサントリー系のお店になって、より商品も充実している気がします。
春のハーブ週間特集 ハーブ専門店「enherb(エンハーブ)
毎日のお茶をハーブティーに変えるだけで、不快な症状がかなり軽くなる方もいらっしゃいますので、試しに飲まれてみてください。
「嘘だ〜。」と言いつつ飲まれてから、30分〜1時間後には「あれ?くしゃみが止まった。鼻水が止まった。」という方を何人も私はみて知っています。
お薬ではない穏やかな作用を実感される事と思います。
アレルギーに良いと言われる食べ物
パセリ
アレルギー症状を緩和させると言われる成分が入っています。カロテン、ビタミンB、Cや鉄分カルシウムなどを豊富に含みます。日本でお馴染みのパセリの方が、香りは強いです。添え物だけでは勿体無い。茎は捨てずにブーケガルニなどに使いましょう。
レンコン
仏様の台座になっているお花はハスの花です。ハス(蓮)の花の地下茎がレンコン(蓮根)です。
レンコンにはアレルギーを防ぐ物質が含まれています。ネバネバといた成分(ムチン)が、粘膜も守ってくれるそうです。粘膜といえば、胃腸の粘膜、喉、鼻の粘膜、目の粘膜。
粘膜を守ってくれるので、風邪や花粉症などの予防にも良いと言われています。
また止血作用もあって炎症も抑えてくれるそうです。
その他食物繊維が豊富なことから、便秘にも良いと言われています
注意:
レンコンに含まれる食物繊維の90%が不溶性の食物繊維ということで便秘のときに食べ過ぎると、症状を悪化させてしまう原因となってしまうので注意が必要です。
タケノコやレンコンなどは仮性アレルゲンといって、ヒスタミンやコリンといった、直接じんましんを起こす物質そのものを含んでいるため、アレルギー反応によらずにじんましんを起こす事もありますので、タケノコやレンコンを食べて「あれ?」と思う方は、無理に食べることはやめましょう。
ちなみに、私は、レンコンはなんともありませんが、タケノコは、たくさん食べると少し調子が悪くなります。嫌いではないので、食べる時は、ほんの少量にしています。
その他粘膜を守ってくれる食べ物
山芋、オクラ、納豆、里芋、なめこ・・・どれもネバネバしていますね。
日本のハーブ紫蘇(大葉)
紫蘇にはアレルギーの原因となる物質を抑える成分があり
同じシソ科のタネから絞った油=エゴマ油にも花粉症を防ぐ効果が期待できるそうです。
青魚
鰯や鯖などの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタイン酸)は、アレルギーにも良いと言われています。
魚より肉が好き! という方も、花粉症シーズンは青魚を食事に取り入れることをおすすめします。
過ぎたるは及ばざるが如し
体に良いからといっても、一気に大量に食べたり、大量に飲んだりは、
「過ぎたるは及ばざるが如し」の典型のようなものですので、なんでも少しずつを心がけてくださいね。
最近の私
花粉の影響は、まだあまり受けていないようです。
以前はこの時期ひどい花粉症で憂鬱で仕方なかったですが、
ハーブティーのおかげか睡眠のおかげか、出ても軽くて済んでいます。
どちらかというと、PM2.5が多い時の方が、症状が出る気がしています。
春は、いろいろな物が目覚め、本当は楽しい季節のはず!
花粉症を予防して、春をもっと楽しみましょう♪
(でも今日は、膝と肩がちょっと痛い私;;)
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。